似顔絵のご注文のコツ




似顔絵のご注文で、よくある問題をまとめてみました。

【実は、似ていなくてもよい】
似顔絵ではなく、「かわいく、あるいはカッコよく描いてほしい」のではないですか?

 似顔絵か、そうでないか、明確にする。

【全体の雰囲気は似ているが、部分が似ていないように見える】
似顔絵は、部分を誇張・省略したりして、全体の雰囲気を似せるものです。部分を実像と同じに描くと、肖像画になります。あるいは、私は描けませんが、アメリカン・カリカチュアという表現になります。

※トレースに近くなってしまいますが、ほどよくリアルに描くこともできます。

上戸彩:似顔絵(手前)と肖像画(奥) 剛力彩芽:似顔絵(手前)と肖像画(奥)

 

【描いてほしいのは、似顔絵ではなく…肖像画でした】
似顔絵とは、程度は違いますが誇張や省略をして描くものです。また、本人はうれしくないけれど、第三者からみると似ていて喜ばれるものが多いです。(名刺の似顔絵などもそうですね。)肖像画は、本人を満足させるものです。あるいは、写真の代用としても使われます。

蒼井優:肖像画、肖像似顔絵(実像をそのまま描く) 蒼井優:似顔絵(誇張や省略するので実像と違う)

よくあるのが、依頼者さまが写真と見比べて、「ここが違う、そこが違う」などと指示される場合です。その場合、どんどん実像に近づいていき、最後は「やっぱり、一番最初の似顔絵が似ていた」や「そのまま描いて下さい」という結果になるおそれがあります。(※修正依頼を拒むという意味ではありません)

そうならないためには、「リアル(写実的)に」、または「ほどよくリアル(写実的)に」と言って頂ければと思います。

 似顔絵か、肖像画か、明確にする。

【「全ておまかせします。」の危険】
「全ておまかせで」でご注文されますと、描いてほしかったものと違う部分がたくさん出てくる可能性が高いです。描いてほしいイメージを、できるだけ詳しく具体的に教えてください。

参考例1

【色】モノクロ

【描く範囲】胸から上

【タッチ】ほどよくリアルな感じで

【用途】名刺に使います

【補足】名刺に使うので、似ていて印象がよく、デフォルメしすぎないでお願いします。

 

ご依頼は teruit★dream.com(★を@に変えてください)まで。

 



似顔絵のご依頼でよくある問題